約4年ぶりに代表復帰 浦和FW興梠“1トップ”への可能性
今回、FWとしてハリルホジッチが選んだ選手は9人(他にバックアップ3人)。50メートル5.8秒の韋駄天・名古屋FW永井謙佑(26)、G大阪の昨季3冠の原動力FW宇佐美貴史(22)の代表復帰が話題を集めたとはいえ、ハリルホジッチ自身は「DVDで興梠のプレーを見て高く評価している」(サッカー記者)ともっぱら。コンディション次第だが、チュニジア戦の4日後、31日のウズベキスタン戦(東京スタジアム)でスタメン出場の可能性もあるという。「興梠が1トップとしてメドが付いたら、日本代表の攻撃のオプションは確実に増える」と前出の六川氏が続ける。
「ハリルホジッチ監督の基本フォーメーションは4(DF)―3(MF)―3(FW)で、対戦相手のレベルに応じて攻撃的だったり、守備的な布陣を採用する。現時点の3トップのレギュラーは右にFW本田圭佑(28)、中央に岡崎、左にFW乾貴士(26)となるでしょうが、中央に興梠が入って岡崎が右に移り、本田がトップ下という布陣を組めば、両サイドから岡崎、乾がスピードに乗って攻め入る場面が多くなり、日本代表の攻撃の厚みがグッと増します」
ハリルホジッチが初合宿で何を話し、どんな動きをするのか、興味は尽きないが、久しぶりに代表に復帰した興梠からも目が離せない。