巨額不正流用発覚の大阪桐蔭 西谷監督に野球部との関係直撃

公開日: 更新日:

 夏春連覇を狙う強豪校にまさかの不祥事だ。

 24日発売の読売新聞が報道した大阪桐蔭(大阪)の裏金と不正流用問題。大阪桐蔭中学・高校は保護者から教材費を実際の額より多く徴収し、隠し口座にプール。10年以上前から行われ、実に1億円以上が学校幹部の飲食やブランド品購入にあてられていたという。隠し口座は複数あるといわれ、1億円は氷山の一角の可能性もある。これには大阪府も「非常に悪質」と不快感をあらわにした。

 野球部は無関係といえるのか。甲子園出場は春夏通算15回、優勝5回。全国から粒ぞろいの選手が集まっている。センバツを主催する毎日新聞も今回の事件について「府は、裏金の一部は優秀な生徒を獲得するための営業活動に使われていたとみている」と報じた。

「優秀な生徒」がごまんといる野球部は、裏金の一部を「営業活動」に使ったことはないのか。同校の社会科教諭を務める西谷浩一監督(45)を直撃した。

――学校の不祥事はご存じでしょうか。

「(表情を変えずに穏やかな口調で)うん? 何ですか、それは。私は何も聞いていませんが」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは