勝利目前KOで二軍落ち 日ハム斎藤佑に次はあるのか?

公開日: 更新日:

 再起をかける日本ハム斎藤佑樹(26)が今季初登板でやらかした。

 2日のロッテ戦。三回まで多彩な変化球を駆使して無失点に抑えたものの、8点もらった四回から突如、別人に。投球時に重心が後ろに残る「悪癖」が顔を出し、4本の長短打を浴びて3失点。五回も1死から再び連打を浴びると、その時点で5点のリードがありながらも栗山監督から降板指令が下った。

「大量得点でリードしてくれたにもかかわらず、ゲームを壊してしまった。申し訳ない気持ちと悔しさが残ります」とは降板後の斎藤。栗山監督はそんな右腕に「いい感じできてたんだけど。あの展開で追いつかれてたらチームがグチャグチャになるから」と、あと2アウトで白星の権利を得た斎藤の降板理由を説明した。そのうえで、「次にこれ(この日の登板)を生かしてくれればいい。俺は評価してるから。もちろん先発」と、いったん登録抹消したうえで、もう一度チャンスを与えることを示唆した。

 とはいえ、指揮官の発言、とてもうのみにはできない。そもそも今季の斎藤は崖っぷちスタート。オープン戦からミスが許されない位置付けなのに、それでも大量リードを守れなかった。

 ファームにはいま、斎藤より好調な投手が何人もいる。そんなことは、だれより指揮官が分かっている。栗山監督の言う「次」は当分、やってこない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー