指摘される球威不足 マー君に浮上する「速球投げられない」説

公開日: 更新日:

 昨年8月にPRP(多血小板血漿)療法を受けたとはいえ、治療の効果はまだ、医学界で証明されていない。つまり部分的に裂けた靱帯が修復された保証はなく、いつ完全にブチッと切れてしまうのかという恐怖感を抱きながら投げているかもしれないのだ。あるいはすでに右肘靱帯は、より深いところまで断裂して痛みが生じているのか。

■肘への負担が大きいのは変化球より速球

 日本のスポーツ医学界では「肘の権威」と位置付けられる慶友整形外科病院(群馬県館林市)の伊藤恵康院長(医学博士)は以前、日刊ゲンダイのインタビューでこう話していた。

「米国のスポーツ医学誌『アメリカン・ジャーナル・スポーツ・メディシン』に掲載された論文によれば、高速ビデオとコンピューターを使って運動解析をした結果、肘に多くの負担をかけるのは変化球よりも直球という結論もあります。(中略)必ずしもフォークやスプリットが肘の故障を招くとは言い切れないのです」

 要するに変化球より肘に負担のかかる速球は、投げたくても投げられない、腕は強く振りたくても振れないのではないか。

 だとすれば田中がツーシーム主体で打たせて取るとか、球速は期待しないで欲しいと言うのも納得。速球を投げられない今季はほとんど期待できないどころか、右肘の状態はそれだけ深刻ということになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    「男なら…」ヤクルト1位・村上宗隆を育てた父親の教育観

  3. 3

    社民・福島瑞穂代表と高市首相が35年前に共感しあっていた仰天「濃厚セックス対談」の中身

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  1. 6

    小手先、その場しのぎではもう駄目だ 長期金利急上昇は市場から高市への「退場勧告」

  2. 7

    追い込まれた高市首相ついに補正予算編成表明も…後手後手のくせして無能無策の極み

  3. 8

    佐々木朗希“初物尽くし”2勝目のウラに心境の変化…ドジャース指揮官が「以前との違い」を明かす

  4. 9

    ソフトBモイネロの体たらくに小久保監督イラッ…なぜ“同条件”の巨人マルティネスと差がついた?

  5. 10

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される