指摘される球威不足 マー君に浮上する「速球投げられない」説

公開日: 更新日:

 昨年8月にPRP(多血小板血漿)療法を受けたとはいえ、治療の効果はまだ、医学界で証明されていない。つまり部分的に裂けた靱帯が修復された保証はなく、いつ完全にブチッと切れてしまうのかという恐怖感を抱きながら投げているかもしれないのだ。あるいはすでに右肘靱帯は、より深いところまで断裂して痛みが生じているのか。

■肘への負担が大きいのは変化球より速球

 日本のスポーツ医学界では「肘の権威」と位置付けられる慶友整形外科病院(群馬県館林市)の伊藤恵康院長(医学博士)は以前、日刊ゲンダイインタビューでこう話していた。

「米国のスポーツ医学誌『アメリカン・ジャーナル・スポーツ・メディシン』に掲載された論文によれば、高速ビデオとコンピューターを使って運動解析をした結果、肘に多くの負担をかけるのは変化球よりも直球という結論もあります。(中略)必ずしもフォークやスプリットが肘の故障を招くとは言い切れないのです」

 要するに変化球より肘に負担のかかる速球は、投げたくても投げられない、腕は強く振りたくても振れないのではないか。

 だとすれば田中がツーシーム主体で打たせて取るとか、球速は期待しないで欲しいと言うのも納得。速球を投げられない今季はほとんど期待できないどころか、右肘の状態はそれだけ深刻ということになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  2. 2

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  3. 3

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  4. 4

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  2. 7

    沖縄尚学・末吉良丞は「TJ手術見込み」でもドラフト指名されるのか…プロ入り断念、大学進学のウワサも噴出

  3. 8

    日本ハム清宮幸太郎は「代打打率.625」 スタメン落ちに文句タラタラでも新庄監督の思うツボ

  4. 9

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

  5. 10

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒