マー君は開幕戦黒星 “新球”ツーシームの制球ミスが命とりに

公開日: 更新日:

 メジャー2年目にして初の大役を任されながら期待を大きく裏切ってしまった。

 ヤンキース・田中将大(26)が6日(日本時間7日)、ブルージェイズとの開幕戦に登板。4回を5安打5失点(自責点4)で今季初黒星を喫した。

 一回、10年の本塁打王(54本)バティスタを空振り三振に仕留めるなど3者凡退で切り抜ける。序盤に計3三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せたが、三回に捕まった。

 この回は安打と四球でピンチを招くと、味方の失策で先制を許す。なおも無死二、三塁のピンチで2番マーティンに一、二塁間を破られて2点を追加された。1死後、4番エンカーナシオンには今季から本格的に投げ始めたツーシームが甘く入り、左翼席に運ばれる2ラン。この回は一気に5点を失った。4回を投げ終えた時点で球数は82球。予定の90球に達することなくKOされた。

 右肘靱帯の部分断裂からの復活を目指す田中を巡っては、かつてのサイ・ヤング賞右腕ペドロ・マルティネス氏(現解説者)から「今も万全ではない。速球を(全力で)投げるのをためらっているし、変化球も切れがあるものではない」などと不安視する声が上がっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動