ヤ軍田中は中4日で好投も 課題は「依然走らないストレート」

公開日: 更新日:

 この日投げた94球のうち、ツーシームの16球に対して、ストレートは22球。ストレートの割合が増えたからまだかわせたものの、この日の最速は150キロ。昨季は150キロ台中盤のスピードが出ていたストレートが5キロも遅いから、緩急を効果的に使えない。打者が球種を分かっていてもとらえ切れなかったスプリットが、思うように利かないのだ。

 開幕から2試合ピリッとせず、ようやく結果が出たのは3試合目。この日はその投球が本物かどうかの試金石でもあっただけに、本人の意識はエンジン全開。それでも150キロしか出なかった。

 昨季患った右肘靱帯部分断裂の影響で球速自体が落ちたのか、それとも肘が痛くて150キロ台中盤のストレートは投げたくても投げられないのか。

 この日は今季初の中4日。これまでより登板間隔がタイトになって、疲労が残っていた面は否定できない。七回途中、94球で降板。最後の打者セスペデスに対してはスプリットがベースのはるか手前でワンバウンドするなど思うように制球出来ずに、マウンド上で悔しさをあらわにするシーンもあった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも