「勝ち星重ねるのは困難」 初勝利マー君を評論家武田氏が危惧

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大投手(26)が精彩を欠いている。

 今季2戦目となった12日のレッドソックス戦は5回を1本塁打を含む4安打4失点。味方打線の大量援護があって初勝利が転がり込んできたものの、依然として本調子からは程遠い投球が続いている。

 開幕戦直後に米メディアから球威不足を指摘されたことが、よほどこたえたのかどうか。登板前日は自身のブログで「これから上げていく」と意欲を見せながら、この日の最速は149キロ止まり。開幕投手を務めたブルージェイズ戦では最速が150キロだったから、「上げていく」どころか球速は落ちているのだ。

「開幕当初であることを考慮しても、球威不足は気になります。直球に限らず、全ての球種についても当てはまることですが、腕が振り切れていません。球にキレがなく、緩急もうまく使えていないため、昨季、決め球にしていたスライダーやスプリットの効果は半減しています。レッドソックスの打者が田中のスプリットをやすやすと見送るのは当然でしょう。現状のままでは今季、勝ち星を積み重ねるのは厳しいと思いますね」(NHKの大リーグ中継で解説を務める評論家の武田一浩氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」