2戦ぶりマルチのジャイアンツ青木 “不安定起用”で好調継続

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 今やナ・リーグを代表するリードオフマンの勢いが止まらない。

 ジャイアンツ青木宣親(33)が3日(日本時間4日)のパイレーツ戦で5打数2安打と2戦ぶりのマルチを記録。3戦連続安打で打率を3割1分4厘とした。

 今季は開幕から「1番・左翼」で起用されているものの、「レギュラー争いをしているぐらいの意識」と、本人に定位置をつかんだという実感はない。

 それも当然で、必ずしもレギュラーとして扱われていないからだ。5月に入って調子を崩して打率を今季最低の2割7分5厘まで下げると、14日からのレッズ戦では3戦連続スタメン落ち。代わって左翼で出場したブランコに結果が出なかったため、17日からスタメン復帰したが、一時はレギュラーを剥奪されてもおかしくない状況だった。

 ジャイアンツの外野陣は青木を含めて5人。中堅パガン、右翼ペンスの主力に加え、5人目の外野手であるマクスウェルが3本塁打を放つなど、層が厚い。当然、チーム内での競争は熾烈で、青木だけでなく開幕から3割5分近い打率をキープしたパガンですら調子を崩した途端、スタメン落ちしたこともあった。青木も「自分の代わりはいくらでもいる」と話しているほどで、主力であっても毎試合、気の抜けない状況が続いているのだ。

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