“1年生の未熟さ”露呈…SB工藤監督の挙動がナインを惑わす

公開日: 更新日:

 快勝だった。ソフトバンクは咋4日のDeNA戦で先発の武田が3安打完封勝利。打っては、2回の李大浩の先制2ランを皮切りに大量8得点で圧倒。かつて監督就任要請を断った“因縁”の相手にカード勝ち越しを決めた工藤監督は「バックも点を取ってくれて全てにおいて言うことはない」と評価した。

 それにしてもこの新人監督、試合中は忙しい。

 この3連戦だけをみても、初戦は柳田の打球が審判に当たってボールデッドとなると、ベンチからわざわざルールブックを持ち出して2度も抗議。試合が再開された後も、不満げにブツブツ言っている姿がテレビに映し出された。2戦目は延長十回1死満塁でわざわざベンチ前に出てきて、ベースコーチを呼び寄せて作戦会議をした。

「あれは代打に江川を送って勝負をかけたい場面なんだろうけど、ヘッドコーチがいないとはいえ、『私はスパッと決断が下せない』というのを相手側にバラしているようなもの。指導者経験のない1年生監督で、ましてや投手出身。攻撃に関する采配はまだまだ未熟であることを差し引いても、もう少しドッシリと構えてもいいんじゃないか」とは、あるOBだ。

 後藤球団社長は「層の厚さ、バランス。良い補強をして監督以下、チームが力を発揮している」と話していたが、年俸総額は12球団トップの46億3400万円でこれだけの戦力だ。監督が下手に動くと選手はやりづらいだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー