リリーフ陣ボロボロの広島 現実味おびる「投手コーチ交代」

公開日: 更新日:

 テコ入れの引き金となりそうだ。

 交流戦を9勝9敗で終えた広島。交流戦全体でこそ7位だが、セに限れば2位。リーグ最下位ながら、首位巨人と4.5ゲームと差を縮めた。

 その一方で悪化の一途をたどっているのが投手陣だ。交流戦前は2.83だったチーム防御率が、現在は3.15。交流戦の同3.98は12球団中9位だ。この日(14日)も先発の福井が四回途中7失点と打ち込まれ、パとの戦いを経て投手陣がいよいよボロボロになってきた。

 中でも目を覆わんばかりなのがリリーフ陣。競った場面で頼りになる中継ぎに乏しく、35敗中13敗が彼らの黒星だ。先発ローテの大瀬良をリリーフに回す奥の手も効果なく、2試合で4失点。配置転換成功どころか、ますます自信を喪失させてしまった。やることなすこと裏目に出ているのだから、打つ手もない。

 そこで浮上するのが佐々岡二軍投手コーチ(47)の一軍昇格だ。現役時代に138勝(153敗)を挙げ、07年に引退。その後は解説者を務めていたが、今季から自身初となるコーチ就任。広島の二軍は一軍とは対照的にウエスタンリーグの首位に立ち、チーム防御率2.29はリーグ2位の好成績だ。そんな実績と手腕を松田オーナーも高く評価しており、次期監督候補とも言われている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない