株主総会の“異変”で囁かれる「阪神監督・球団トップ」総退陣

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 親会社に“異変”が見られた。

 16日、大阪市内で行われた阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会。子会社の阪神が総会時点で借金3の3位と波に乗れないこともあり、株主からは「(球団)創立80周年ですが、全然ダメ。お客さんも入っていない。来シーズンは岡田(彰布)さんを監督にしたらどうか」と、岡田元監督の再登板を求める意見が出た。他の株主からは13年ドラフトで大阪桐蔭高の森友哉(現西武)を指名しなかったことについて「阪神の補強はおそらく中村GMが判断されていると思うが、立ち位置はどうか」とフロントの責任の所在を問う声も聞かれた。

 そんな株主の意見に回答したのは、田中計久球団取締役(59)。同取締役は岡田再登板について、「今の時点では首位と2・5差で背中も近い。トータルで80試合ある。現時点で監督うんぬんは考えておりません」と語ったが、昨年までの回答役は南信男球団社長(60)だった。その南社長は昨年、阪急阪神HDの取締役を退任。フロントトップとしては今も権勢を振るっているものの、それも時間の問題、という声も聞かれ始めたのだ。

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