株主総会の“異変”で囁かれる「阪神監督・球団トップ」総退陣

公開日: 更新日:

 田中取締役は阪神電鉄の常務で、同社のスポーツ・エンタテインメント事業本部長を兼務。子会社である阪神球団を統括する立場にあり、電鉄トップの坂井信也オーナー(67)と同じ神戸大出身。社長室部長を歴任するなど、オーナーの腹心的存在である。

「本拠地でのCS開催を逃せばこのオフ、1年契約の和田監督の解任はもちろん、フロント幹部が刷新される可能性もあるだろう。最近は、親会社と球団サイドの間に微妙な温度差があるといわれているからね。藤川球児が古巣である阪神を蹴って四国ILの高知に入団した件では、復帰を望んだ親会社と、獲得に消極的な意見が出た球団との間で考え方の齟齬があったという。昨オフの和田監督の去就問題についても、親会社は和田続投を強く推した南社長を始めとする球団サイドの意見を尊重しただけに、球団幹部の責任が問われるでしょう」(阪神OB)

 阪神は同日夜、日本ハムに勝利し、首位巨人に2ゲーム差に詰め寄った。ただ、最下位広島とはわずか2.5ゲーム差。天国と地獄が背中合わせの状態が続く。このオフ、球団は平穏無事でいられるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情