今季交流戦の象徴 DeNAをア然とさせたSB五十嵐の“叫び”

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「勝負! 勝負!」

 雄たけびのような声がDeNAベンチまで響いた。

 6月2日の対DeNA戦。ソフトバンクが1点リードで迎えた七回裏だった。セットアッパー五十嵐亮太が先頭の荒波に二塁打を許すも、続く高城を三振。ここでDeNAは代打に筒香を送る。一塁が空いているため、ベンチの工藤監督は敬遠を指示。五十嵐が鬼の形相で声を上げたのは、佐藤投手コーチがマウンドに向かった時だった。

 佐藤コーチは苦笑いを浮かべながらベンチへ引き返す。五十嵐の気迫に根負けしたようだった。そこから圧巻の投球が始まる。筒香を外角高めのストレートで空振り三振に仕留めると、続く石川を宝刀・ナックルカーブで二ゴロ。力でねじ伏せた。

「五十嵐さんの『勝負』と言う声がベンチまで聞こえてきた」

 目を白黒させながら証言するのは、DeNAの若手選手。

「気迫も凄かったけど、コーチを追い払うなんてセではありえない。ベンチ批判ですから。これがパの野球なんですか?」

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