東京五輪追加種目に残った「ローラースポーツ」って何だ?

公開日: 更新日:

 クビをひねった人も多かったのではないか。2020年の東京五輪パラリンピック組織委員会の検討会議が22日公表した東京五輪の「追加種目」。野球ソフトボールやスカッシュなどが予想通り、最終選考に進んだが、その中でイマイチ馴染みが薄かったのが「ローラースポーツ」だ。

 組織委は国際的な普及度や競技人口などを基準に選考したというが、どんなスポーツなのか。日本ローラースポーツ連盟の担当者に聞いた。

「ローラースポーツは車輪付きのシューズを履いて行う競技です。『スピード』『フィギュア』『ホッケー』に大別でき、五輪の最終選考に残ったのは『スピード』。名前の通り、速さを競う種目です。国内には約100人の選手がいて、5年前の世界大会で銀メダルを取った選手もいます」

 世界ではナント! 競技人口が5000万人を超える人気のスポーツだという。だが、失礼ながら日本国内の知名度はチョボチョボだ。なぜ、最終選考に残れたのか。

「競技を『スピード』に絞ったことで、会場の施設費が大幅に削減できるほか、会場の設営は3日ほどあれば十分。省エネ効果が評価されたのだと思います」(日本ローラースポーツ連盟)

 五輪選手を目指すならコレかも……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  3. 3

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 4

    【徹底分析】2027年ラグビーW杯組み合わせ決定 日本悲願の「8強入り」をプロが占った

  5. 5

    カーリング「ロコ・ソラーレ」代表落ちでも大人気!《SNSの投稿はまるでアイドル》の指摘も

  1. 6

    マラソン大迫傑を快速にするチャイナマネーパワー…日本記録“1秒更新”に「ボーナス狙い」の声も

  2. 7

    広陵高の暴力問題が話題だが…私は世羅高3年で主将になって、陸上部に蔓延する悪習を全て撤廃した

  3. 8

    私には女子陸上界の構造改革という壮大な夢がある…「ずっと続けたい」と思わせる魅力ある場所へ

  4. 9

    ロコ吉田知那美が初代アジア主将に選出も…カーリング世界初のプロリーグ参加に高すぎるハードル

  5. 10

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」