ロビー活動も周到…「空手」は東京五輪追加採用に抜かりなし

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 五輪の正式種目採用に向け、ロビー活動に目の色を変えているのが空手だ。

 20年東京五輪での8つの追加種目候補に残った全日本空手道連盟(全空連)が、22日に都内で会見。笹川尭会長は「まずは1次試験を突破できた。これから2次、3次と最終目標に向かって努力していきたい」と、8月に都内で行われる各団体へのヒアリングに全力を傾ける姿勢を明らかにした。

 今後はヒアリングが行われた後、東京五輪組織委員会が「1ないし複数」に絞り込んだ競技を9月末までに国際オリンピック委員会(IOC)に提案する。全空連の関係者は「日本発祥の武道が世界に普及して万人に受け入れられている」と追加種目への採用に自信を見せるが、外堀を埋める「作業」も抜かりはない。

 世界空手道連盟(WKF)は欧州で行われる国際大会にIOC・バッハ会長以下、競技選定の権限を持つ理事らを招待。WKFのアントニオ・エスピノス会長自ら、ルールや五輪に空手を採用するメリットを説明するなど、早くからロビー活動を展開した。IOC委員からルールの分かりにくさを指摘されると、エスピノス会長はすかさず「改良の余地は十分にある」とルール変更までほのめかしたそうだ。

 さらにWKFの役員が自国の外務省や駐在大使に働きかけて、各国のオリンピック委員会に対して協力を求めるよう要請しているという。

 追加種目の選定は政治力が決め手になるのかどうか……。

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