釜本氏がなでしこ澤穂希に“引退勧告” 「後進に道を譲るべき」

公開日: 更新日:

 前半27分にFW大儀見が1点を返し、なでしこの流れになりかかろうとした33分、36歳のベテランMF澤が投入された。

 切り札を早い時間で使ったことに賛否両論あるみたいだが、佐々木監督の気持ちも分からないではない。チーム全体が混乱をきたし、澤の投入でチームを落ち着かせようとしたのだ。ベストのタイミングだったのか? はさておき、指揮官としては「入れざるを得ない状況だった」のだろう。

■日本女子サッカーをより活性化させるために

 その澤が、米国戦後のインタビューで「最後のW杯として臨んだ。悔いなくやれた」とコメントした。もっとも、二度と日本代表のユニホームを着ないというわけではないみたいだ。来年夏のリオ五輪には「招集されたら出てみたい」と話しているからである。

 しかし、偉大なレジェンドだからこそ、澤に対して「ご苦労さま。もう十分に日の丸をつけて頑張ってくれた。ここで代表に別れを告げ、後進に道を譲るべきじゃないだろうか」と言いたい。

 優勝を逃して監督、コーチ、関係者、もちろん選手たちは悔しい思いでいっぱいだろう。その悔しさを何にぶつければいいのか? 4年後のW杯に向けて何をなすべきなのか? を真剣に考えないといけない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解