35打席ぶり安打のイチロー 打撃絶不調でも“安泰”の根拠

公開日: 更新日:

 マーリンズ・イチロー(41)が8日(日本時間9日)のレッドソックス戦に「9番・右翼」で4戦ぶりにスタメン出場し、4打数1安打。35打席ぶりの安打を放った。

 相手の先発右腕ポーセロに対し、三回の第1打席は見逃し三振に倒れ、連続打席無安打は「34」にまで伸びた。35打席ぶりの安打が出たのは四回。148キロの外角高めの直球に詰まらされながらも野手の手前で落ちる中前打を放った。

 ただ、6月18日のヤンキース戦以来となる安打も、九回には21セーブ目を挙げた上原に力負けして中飛に倒れるなど、依然として本調子からは程遠い。マーリンズが不振のベテラン外野手を使い続けるメリットはないはずだが、切るに切れない事情があるという。

 イチローの加入で本拠地「マーリンズパーク」には日系企業が看板を出し、NHKが中継するなど日本での露出も増えた。マーリンズにとっては球団のビジネス上、イチローは欠かせない存在なのはもちろん、彼に頼らざるを得ないのが現状だという。

 ここに来て、右翼で主砲のスタントンが左手骨折で故障者リスト(DL)入り。中堅のオズナは極度の打撃不振で再調整のため3Aに降格した。主力は左翼のイエリッチのみで、現在は一塁が本職のモースを外野に回したり、マイナーから外野手2人を昇格させてやりくりしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…