早実OBの荒木大輔氏が清宮に助言「重圧とどう向き合うか?」

公開日: 更新日:

 高校1年だった80年夏の初戦、北陽(現関大北陽)戦で6-0の完封勝ちをしてから日常生活が一変しました。宿舎に戻ると、ファンやマスコミがつめかけ、外出もできなくなった。それまでは甲子園駅まで歩いてお菓子を買いに行ってたんですけどね。

 僕が1年の時はプレッシャーを感じるというより、とにかく上級生についていって、サインどおりに投げてという感じでした。その点、清宮君は入学してすぐに3番を任され、大会前から注目を集めている。その中でも楽しそうにプレーしているのはいいなと思います。

 フィーバーの重圧といかに向き合っていくか?これは本人がどう考えているかはわからないので、僕個人の意見になりますが、長打を期待されているから本塁打を打とうとか、応援してくれている人の期待に応えようと考える必要はないと思います。全く打てなかったとしても、責任を感じる必要もない。プロではなく、あくまで高校生なんですからね。この先、プロ野球に進むことになれば、それこそ1年目からファンのため、子供たちのためと、いろんなことを考えながらプレーしないといけなくなります。それからで十分でしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」