早くも続投報道 阪神・和田監督がフロントに評価される理由

公開日: 更新日:

 過去の阪神に何人かいたアクの強い指揮官とは異なり、補強や育成に異を唱えるでもない。チームづくりはフロントの仕事と割り切り、自分はフィールドマネジャーに徹している。親会社や球団幹部にとってこれ以上、御しやすい監督はいない。

 過去3年間の成績は5、2、2位。昨年8月、いったん続投を発表した直後に負けが込み、白紙に戻るハプニングがあったとはいえ、CSでは巨人を4タテして日本シリーズに駒を進めた。今季は27日現在、2位のヤクルトに2ゲーム差と詰め寄られながらもリーグトップにいる。

 選手起用や采配に自分の色はなくても、「スカタン」呼ばわりされるほどヒドくもない。球団フロントや親会社に忠実で、内部に敵をつくるタイプでもない。

 今週、一部スポーツ紙が早くも「続投へ」と報じたが、和田監督は阪神タイガースの指揮官だから評価されているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性