U18W杯 スカウトが固唾のんで注目する仙台育英・平沢の打撃

公開日: 更新日:

 成績次第では下位指名すらあり得る。

 さながら今秋ドラフトの品評会の様相を呈しているU18W杯。12球団のスカウトがネット裏に陣取っているものの、彼らの目的は1位指名候補の絞り込みと2位以降の順位付け。

 逆に言えば、この時期に選手の評価が大きく変わることはほとんどない。

 26日の大学選抜との試合では県岐阜商の高橋純平、大分商の森下暢仁の上位候補右腕が前評判通りの投球を見せられなかったが、多くのスカウトは「2人とも甲子園に出ていないし、実戦から離れていた。あの試合での投球は何の参考にもならない」と意に介さない。

 そんな中、1人だけ「アイツは何位がふさわしいのか?」と、いまだに評価が定まっていない野手がいる。それが仙台育英の遊撃手、平沢大河だ。俊足強肩で守備力はすでにプロ並み。26日の試合では来年のドラフトで競合必至の田中正義(創価大)の153キロをとらえて右前打を打っている。楽天の星野SAも「鳥谷以上やな」と絶賛だ。

 あるスカウトは「素晴らしい選手だが……」とこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議