ヤクルト由規も鍛えられた仙台育英の 「Pトレマツバ体操」

公開日: 更新日:

「『Pトレマツバ体操』だけは本当に嫌で仕方がなかったですね」

 2年夏から3季連続出場。3年夏には甲子園最速の155キロをマークした由規ヤクルト・25)が高校当時を振り返る。

「Pトレ」というのは、ピッチャートレーニングのこと。一塁ベンチ前のファウルラインから、つま先立ちで外野フェンスまでの約100メートルを往復するなど、約15種類のメニューがある。「マツバ体操」とは体幹を中心とした筋トレ。腹筋、背筋、腕立てなど5種類ほどあり、全員で3セットずつこなす。

「基本的に火、木、土が『Pトレ』、水、金が『マツバ』。日曜は試合がなければ『Pトレマツバ』でこれが一番つらかった(苦笑い)。『マツバ』は最後に室内練習場に吊るされたロープを3回ほど上り下りする。ビルの3階ほどの高さ(約8メートル)もあって、僕は足を使わないと上れませんでしたが、中にはあぐらをかいた姿勢から手だけでスルスルとロープを伝っていく仲間もいました。すべてのメニューをこなした後に、投げ込みをしようと思っても、腕が上がりませんでした(苦笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発