ヤンキース田中11勝目も精彩欠く シーズン終盤への課題露呈

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 ヤンキース田中将大(26)が2日(日本時間3日)のレッドソックス戦に登板。6回3分の1を1本塁打を含む6安打4失点で11勝目(6敗)をマークした。

 今季3度目の中4日でのマウンドは三回までに大量11点の援護を受けながら精彩を欠いた。前日の会見でジラルディ監督は「ツーシームとスプリットがどれだけ安定するか。この2つの球種のコントロールが安定していればタナカは打たれない」と決め球の制球力を課題に挙げていた。

 だが、しかし、指揮官の期待とは裏腹に田中の武器であるツーシームとスプリットが甘く入る場面も目立った。一回2死二塁から4番オルティスにツーシームを捉えられ、先制の適時二塁打。六回には先頭のボガーツに甘く入ったスプリットを左翼スタンドに運ばれ、今季21本目の被弾である。

 すでに試合は決していたとはいえ、指揮官はエース右腕のピリッとしない内容に不満だったのだろう。七回1死から8番スワイハートをカウント1-2と追い込みながら、ファウルで粘られた末、歩かせたところでベンチから飛び出した。田中から奪い取るようにボールを受け取ると交代を告げた。

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