ヤンキース田中11勝目も精彩欠く シーズン終盤への課題露呈

公開日: 更新日:

 ヤンキース・田中将大(26)が2日(日本時間3日)のレッドソックス戦に登板。6回3分の1を1本塁打を含む6安打4失点で11勝目(6敗)をマークした。

 今季3度目の中4日でのマウンドは三回までに大量11点の援護を受けながら精彩を欠いた。前日の会見でジラルディ監督は「ツーシームとスプリットがどれだけ安定するか。この2つの球種のコントロールが安定していればタナカは打たれない」と決め球の制球力を課題に挙げていた。

 だが、しかし、指揮官の期待とは裏腹に田中の武器であるツーシームとスプリットが甘く入る場面も目立った。一回2死二塁から4番オルティスにツーシームを捉えられ、先制の適時二塁打。六回には先頭のボガーツに甘く入ったスプリットを左翼スタンドに運ばれ、今季21本目の被弾である。

 すでに試合は決していたとはいえ、指揮官はエース右腕のピリッとしない内容に不満だったのだろう。七回1死から8番スワイハートをカウント1-2と追い込みながら、ファウルで粘られた末、歩かせたところでベンチから飛び出した。田中から奪い取るようにボールを受け取ると交代を告げた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも