今オフ視野に…楽天が川崎宗則の獲得を狙う「2つの理由」

公開日: 更新日:

 オリックスと最下位争いを続ける楽天が、米メジャーのブルージェイズに所属する川崎宗則(34)の獲得を視野に入れている。

 今季の川崎は、マイナー契約でのスタートも、5月にメジャー昇格。その後は降格と昇格を繰り返しながら現在、メジャーのベンチ入りを果たしている。それでも、34歳のベテランが来季メジャー契約できる可能性は極めて低く、マイナー契約ですら微妙な状況。川崎本人はメジャーでのプレーを希望しているものの、所属球団がなければ日本に戻るしかない。

 楽天が川崎を狙う理由は2つある。一つ目は二遊間の「強化」だ。

 現在、楽天の二塁手は33歳のベテラン藤田で、遊撃手は6年目の西田。藤田は高齢になりつつあってバックアップ要員が必要で、西田は打撃に課題がある(今季43試合で打率.223、0本、6打点)。二塁、遊撃の両ポジションが守れる川崎は最適な人材といえる。

 川崎の「性格」も楽天には魅力だ。

 球団は今シーズン中盤、三木谷オーナーの現場介入が公になったことで、チームの印象が悪化。取締役副会長に就任した星野仙一氏(68)主導のもと、イメージ回復を図らなければならない。明るいキャラクターでサービス精神旺盛な川崎が加入となれば、チームカラーはガラリと変わる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?