バリオス活躍で加速 ソフトBに助っ人外国人“自前育成”計画

公開日: 更新日:

 17日の西武戦でパ・リーグ史上最速のリーグ優勝を果たしたソフトバンク。チームは日本一連覇に向けての調整をスタートしたが、「準備」はそれだけじゃない。さらなる常勝軍団を築こうと球団が密かに始めているプロジェクトがある。それが「助っ人育成工場計画」である。

 ソフトバンクの外国人補強は主に「他球団で活躍した選手の引き抜き」が中心。守護神・サファテ、先発のスタンリッジとウルフ、主砲の李大浩がそうだ。今季、新戦力で活躍した助っ人は、現在9連勝中のバンデンハーク(昨年まで韓国リーグ)だけ。そのバンデンハークも巨人との争奪戦の末に獲得した。潤沢な資金力にモノをいわせるこうした短期的なチーム強化策を続ける一方、中南米を中心とした若手有望選手を集め、助っ人を「自前」で育成しようとしているのである。

 福岡の放送関係者が言う。

「今季序盤に日本タイ記録の17試合連続ホールドをマークした育成出身のバリオス(ベネズエラ)の成功が球団の助っ人育成計画を加速させた要因です。今から若手助っ人を集めて自前で育てれば、数年後にはカネに頼る補強も減り、助っ人の安定供給にもつながる。成功すれば、今以上に常勝チームがつくれると、球団幹部の鼻息は荒いです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終