W杯開催国イングランド敗退危機で日本に“追い風”の可能性

公開日: 更新日:

 ラグビーのW杯(イングランド)は3日から1次リーグの後半戦が始まる。

 2試合を終えて1勝1敗で1次リーグB組4位の日本は、同じく1勝1敗ながら得失点差で上回り3位につけるサモアと対戦する。日本が決勝トーナメントに進むためには残り2戦に勝ち、4トライ以上などで与えられるボーナス点が必要だ。目標とする8強入りは厳しい状況にあるとはいえ、可能性は決してゼロではない。

 開催国イングランドの苦戦が日本に追い風となりそうだからだ。ここまでイングランドは2戦して1勝1敗で1次リーグA組3位。3日に優勝候補の一角である豪州に負ければ、1次リーグ敗退が濃厚となる。

 ラグビー発祥国が8強入りすらできなければ、面目は丸つぶれだ。今大会の集客やユニホーム、グッズの売れ行きにも影響しかねない。

 イングランドが敗退した場合、国際統括団体であるワールドラグビー(WR)にとって集客の頼みの綱はスコットランド、ウェールズの英国勢となる。発祥国の威信を守りたいWRの思惑もあり、レフェリーによって英国勢寄りの笛が吹かれても不思議ではないとの見方があるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に