「1ケタアンダーかも…」 好位置の遼“Vスコア予想”の真意

公開日: 更新日:

【トップ杯東海クラシック】

「優勝は1ケタアンダーになるかもしれないですね。下が追い上げて、上が伸びないような状況になるかもしれない」

 これは2日目が終わって通算6アンダー、首位と2打差2位タイにつけた石川遼(24)の見立てだ。トッププロになれば、試合展開を予測するのがうまくなる。それに合わせてゲームプランを立て、じっくり勝機を狙うのだ。

 たしかに本大会はコース設定がタフなことで知られ、2010年大会から優勝スコアは2ケタに到達していない。しかし石川が09年大会で初優勝した時は14アンダーだった。2日目が終わった時点で5アンダー、決勝ラウンドに入って2日間で9アンダー(66、69)とスコアを大きく伸ばした。

 6年前の勢いがもうないと自覚しているのかもしれない。

「ただ、トップに立つ朴相賢(32)には負けられないでしょう。日韓両ツアーを掛け持ちで戦っていますが、韓国ツアーで昨年2勝しただけで日本では未勝利です。ワールドランクも石川の162位に対して朴は248位と格下。競争激しい米ツアーで経験を積んできたのですから、一時帰国してツアー3戦で2勝の活躍を期待しているファンは多い。実力の差を見せつけてほしいですね」(ツアー記者)

 1ケタアンダーで優勝なら、石川は決勝2日間でスコアをあと3つ伸ばせばいいことになる。石川の見立てが正しいか間違っているかは日曜日にハッキリする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋