6戦連発でMVP獲得も メッツのマーフィーは“舌禍”の常習者

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 ナ・リーグ優勝決定戦の最優秀選手(MVP)に輝いたのがメッツのダニエル・マーフィー外野手(30)だ。

 21日に行われたシリーズ第4戦でプレーオフ6試合連続本塁打をマーク。17日の第1戦ではカブスのエース左腕から先制ソロを放つと、第2戦では今季メジャートップの22勝(6敗)をマークした右腕アリエッタから2ラン。ドジャースとの地区シリーズ1、4戦では今季両リーグ通じて最多301奪三振のサイ・ヤング賞左腕カーショウに一発を浴びせるなど、今ポストシーズン(PS)絶好調。6戦連続はPS新記録となり、まさに「ミスター・オクトーバー」(プレーオフで活躍した選手)級の働きでチームを15年ぶりのリーグ優勝に導いた。

 本職の左翼以外にも内野の全ポジションをこなすユーティリティープレーヤーは敬虔なクリスチャンで、クラブハウスでは騒いだりせず、日頃は物静かなタイプ。ところが、マスコミに対しては一言多く、これまでも度々、“舌禍事件”を起こしている。

 今年のキャンプ中には問題発言で米国中から非難を浴びた。MLBでは同性愛者の権利を保護する活動を展開。引退後、同性愛者であることを告白した元メジャーリーガーをキャンプに派遣し、「性的マイノリティー」への差別撤廃を訴えた。メッツのキャンプ地フロリダ州ポートセントルーシーに同性愛の元選手が訪問した際、地元メディアに感想を聞かれたマーフィーは「ゲイの気持ちが理解できない。同性愛者として生きるなんて到底、考えられないことだ。チームメートになるのはゴメンだね」などと、同性愛者を侮辱するかのような発言を繰り返した。

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