7年ぶり地区S進出のカブス 躍進の陰に指揮官の“マジック”

公開日: 更新日:

 およそ1世紀ぶりの世界一を目指す。ナ・リーグのワイルドカード(WC)ゲームは7日(日本時間8日)に行われ、カブスパイレーツを4-0で下し、地区シリーズ進出を果たした。カブスは9日からナ・リーグ優勝決定シリーズ進出をかけてカージナルス(中地区優勝)と対戦する。

 七回には死球を巡って両軍が入り乱れての小競り合いに発展。両軍に対して警告が発せられる荒れた展開となったが、エース右腕アリエッタが完封で同地区のライバルを振り切った。

 そのカブスを率いるのが、就任1年目のジョー・マドン監督(61)だ。08年には、それまで「大リーグのお荷物」といわれたレイズを率いて球団史上初の地区優勝に導いた名将である。

 理論派として知られる指揮官はハンディを克服してチームを躍進させた。カブスの本拠地リグレー・フィールドのあるシカゴ市の条例で年間50試合以上をデーゲームで行うことが義務付けられている。気温が30度を超える真夏でもナイターを組めないため、選手への負担は大。地区優勝争いが熾烈になる9月には選手の疲労がピークに達し、チームが失速するのが常だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」