14勝でメッツ優勝に貢献 “42歳右腕”コロンの来季年俸は?

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 献身的な働きでメッツの15年ぶりのリーグ優勝に貢献したのが42歳のベテラン右腕バートロ・コロンだ。

 レギュラーシーズンはデグロムと並ぶチームトップタイの14勝(13敗、防御率4.16)をマーク。ポストシーズンは先発陣に余裕があるため、ローテーションを外れたが、主に先発が早い回に降板した際に起用され、4試合で1勝0敗、防御率3.38。まずまずの投球でリリーフ陣へのつなぎ役を果たした。

 コロンは今季限りで契約が切れるが、来季の現役続行は確実。すでにブルージェイズの右腕ホーキンス(42)は引退を表明しており、同じ73年生まれのマーリンズ・イチロー(42)とともにメジャー最年長選手となる。

 今季年俸は1100万ドル(約13億2000万円)。40歳を過ぎても故障知らずで馬車馬のように働くベテラン右腕の来季年俸はいくらぐらいになるのか。

「実力のある若手投手が育ってきているメッツ残留は厳しいとしても、シーズンを通じてローテーションを守り、毎年200イニング近く登板するタフさを評価されて先発3番手で起用する球団はあるはずです。コロンは来年5月で43歳。2年連続防御率4点台だけに今季のような好条件は期待できないが、1年400万ドル(約4億8000万円)程度のオファーはあると思う。年俸を抑えて、登板試合数やイニング数、球宴出場などに応じた出来高が付くでしょう。ドミニカ共和国の英雄的存在であるコロンは中南米の移民から絶大な人気があるだけに、伸び盛りの若手投手が多いマーリンズが投手陣のリーダーと期待して獲得に動くかもしれません」(スポーツライター・友成那智氏)

 今季終了後、マーリンズと再契約したイチローの年俸は200万ドル(約2億4000万円)。メジャー最年長の投手と野手がマイアミを盛り上げることもありそうだ。

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