メッツはWS出場も…コリンズ監督「今季限りで退任」の根拠

公開日: 更新日:

「九回には周りを見回しながら、いったいどうやってここまでたどり着いたのだろうと感慨に浸っていた。ここまで待ったかいがあった」

 ナ・リーグ優勝決定戦でカブスに4連勝、15年ぶりのワールドシリーズ出場を決めたメッツのテリー・コリンズ監督(66)が声を弾ませながら喜びを口にした。

 今季はメジャー18年目のベテラン右腕コローン(42=14勝)、若手のデグロム(27=14勝)、ハービー(26=13勝)らを中心とした投手力でレギュラーシーズンを勝ち上がった。ポストシーズンでも危なげない戦い方でドジャース、カブスを退けてリーグ優勝。投手、野手とも伸び盛りの若手を積極的に起用してチームを躍進させたコリンズ監督の手腕は高く評価され、今季のナの最優秀監督候補に挙がっている。

 メッツにとっては低迷期を乗り越えた功労者だが、今季限りで契約が切れるにもかかわらず、現時点で球団にはコリンズ監督と再契約する動きはない。今季は主力、若手とも結果を残したため、表面化しなかったが、かねて指揮官と選手の間には確執がささやかれていた。選手に厳し過ぎる同監督の言動が原因だという。球団フロントは一歩間違えば、来季はチームが崩壊しかねないとコリンズ監督との契約延長に二の足を踏んでいるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  3. 3

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  4. 4

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」

  2. 7

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  3. 8

    小笠原慎之助ナショナルズ入り!水面下で激化していた争奪戦の舞台裏…プロ野球でタイトル無縁でも大人気のワケ

  4. 9

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  5. 10

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級