松山英樹の背中痛に「スイングのテンポが問題」と原因指摘

公開日: 更新日:

【コラム/菅野徳雄「日本のゴルフを斬る」】

 松山英樹の背中は大丈夫なんだろうか。先週の世界ゴルフ選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズ第3ラウンドで松山は背中を痛めて途中棄権した。

 その前週の最終ラウンド17番ではコース内にあった穴に足をとられて右足首を捻挫している。

 背中の痛みも右側だという。松山は2年前にも米ツアーで背中の痛みを訴えてスタート前に棄権したことがあり、その後、左手親指を痛めたこともある。

 世界のアスリートゴルファーは体をぜんまいのように強くねじり上げてスイングするので、体にかかる負担は想像をはるかに超えるといわれている。まだパーシモンヘッドだった時代、アメリカでは弓なりに体を反って振り抜く逆C字のスイングが主流だった。

 しかし、パワーのあるアメリカの選手でも体をタテにひねるスイングは腰や背中を痛めるということで、体を横にひねるレベルスイングに変わっていった。

 今は昔のような逆C字のスイングはほとんど見られなくなり、下半身をあまり左にスライドしないでレベルターンし、フィニッシュで左サイドが真っすぐになるI字のスイングが主流になっている。それでもクラブヘッドがパーシモンからメタル、そしてチタンと変わり、シャフトとボールも進化し続けていることから、平均飛距離が300ヤード台の選手は米ツアーには今や26人もいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?