来季の過密日程に弱音の松山英樹 “本心”は日本に見切りか

公開日: 更新日:

 ホストプロとして出場した先週のダンロップフェニックスで、優勝こそ逃したものの2打差2位と世界ランク14位の実力を見せた松山英樹(23)。来季は日本で見る機会が減ることになりそうだ。

 松山は今年、ダンロップ・スリクソン福島オープンとダンロップフェニックスの2試合に出場した。来年は8月にリオ五輪が開催されるため、日程が過密になる。7月14日から全英オープン、2週間後に全米プロ、さらにその2週間後がリオ五輪と、中1週で3戦のハードスケジュールだ。

「スケジュールが今年よりかなりきつくなるので、福島も難しいかも……」(松山)

 福島オープンは全英と全米プロの間に行われる予定のため、出場を見合わせるというのだ。

 ツアー関係者が「欠場する理由ができてよかったというのが本心でしょう」と、こう続ける。

「松山は13年の賞金王資格で5年シードを持っていますが、今は日本のツアーメンバーではありません。というのも昨年3月に出場義務試合数が3試合から5試合に引き上げられた。これには松山も『もう、好きにすればって感じ』と、不快感をあらわにしていた。昨年は出場義務試合数をクリアできず、1年間のシード資格停止処分が下される予定でしたが、本人には痛くもかゆくもなかった。それが昨年、ダンロップフェニックスで勝った途端、日本ゴルフツアー機構(JGTO)はメンバー登録すれば15年の出場を認めると、いつの間にか処分をうやむやにした。結局、松山は米ツアーを優先するため、メンバー登録をしませんでしたが、JGTOのあまりのデタラメぶりと、身勝手さ、ご都合主義に不信感を募らせた。それに松山はメジャーに勝つことを目標に掲げているわけですから、そもそも日本ツアーは眼中にないのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う