引退か現役続行か…広島・黒田が決断できない本当の理由

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 今オフはリーグ最多勝(15勝)の前田健太が入札制度を行使して、メジャー移籍が濃厚。実力に加えて人気でも“主力”だったマエケンが抜ければ、さまざまな負担が黒田一人に集中しかねない。

 鈴木球団本部長は「彼のポジションは他の人間が入れるものじゃない」と、黒田が特別な選手であることを強調。週明けにも残留交渉を開始する予定だが、前出のOBは「少なくとも、結論が出るのはもう一度米国に帰って、家族と相談してからになるのではないか。年内いっぱいかかるかもしれない」と推測する。

 モチベーションが理由ならば球団も説得のしようがある。しかし、肉体面ではそうはいかない。広島はファンも球団も、悶々とした年末を過ごすことになりそうだ。

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