失策多い選手続々 「ゴールデングラブ賞」は守備の名手なのか

公開日: 更新日:

 毎年、「その選手は違うだろう」という声が聞かれるのが、プロ野球の守備のベストナインを選ぶゴールデングラブ賞だ。

 今年も10日に発表された。セ・リーグの一塁手はヤクルトの畠山が3年ぶり2度目、三塁手はチームメートの川端が初受賞。遊撃手は阪神鳥谷が3年連続4度目。それぞれの失策数は、11、10、14。川端は日本シリーズでも1失策を記録し、鳥谷は全143試合に出場したものの、14失策はリーグワースト3。過去7年で最多だった(08年の15失策はリーグ最多)。

 ある選手は、「守備のベストナインといっても、優勝チームの選手や打撃で好成績を残した者に票が集まる傾向がある」と言うのだが、トリプルスリーを達成して優勝に貢献したヤクルトの山田は落選。二塁手は、山田より失策数が1つ多い(10)広島の菊池が3年連続3度目の受賞となった。メジャースカウトも惚れ惚れする菊池の場合、守備範囲が広いので難しい打球も捕りに行くので失策が増えるのは仕方ないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?