女子W杯 高梨沙羅が「ジャンプ台記録」連続更新で2勝目

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 ノルディックスキー女子ジャンプのW杯(ロシア・ニジニタギル)は13日、個人第3戦(HS97メートル、K点90メートル)を行い、高梨沙羅(19)が1回目98メートル、2回目には最長不倒の99メートルを飛んで、いずれもトップの得点で合計257.1点で今季2勝目。1回目で更新したニジニタギルのジャンプ台記録を、2回目であっさりと塗り替えた。

 12日の第2戦は2回目で失速して逆転負けで2位に終わった。この日は飛距離を伸ばしたのに加えて着地も完璧に決めただけに、飛躍を終えると珍しくガッツポーズ。スタンドからの「沙羅コール」に笑顔で手を振りかえす余裕も見せた。

 今季、2季ぶりの女王の座奪還を目指す高梨のジャンプが安定してきた。

 なお、葛西紀明の教え子である伊藤有希(21)が92メートル、91.5メートルの233.1点で2位に入った。

▽高梨の話「1回目は少しタイミングが遅れたが、踏み切りで力を伝えられた。(着地の)テレマークが決まったことが何よりもうれしかった」

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