ソチ五輪の裏で…ジャンプ高梨沙羅に漏れたチーム内の不満

公開日: 更新日:

 実力が抜きんでていると、周囲のやっかみは半端じゃない。女子ノルディックスキージャンプの高梨沙羅(18)がナショナルチームで総スカンを食っていたというのだ。

 何しろ高梨は早くからソチ五輪での金メダル取りが期待され、W杯で優勝するたびに周囲にチヤホヤされてきた。ジャンプでは珍しく個人にスポンサーが付いていることもあり、ナショナルチームとは別に単独行動を取る機会は少なくなかった。

 空港や試合会場には他の選手がマイクロバスに乗り込むのを尻目に、高梨ひとりだけタクシーで移動。宿泊先にしても他の選手がビジネスホテルなのに対し、高梨だけ高級ホテルに泊まるのは珍しくなかったという。

 昨季はW杯で結果を残していたとはいえ、高梨はナショナルチームで最年少。他の選手からすれば、特別扱いされるのは面白いはずがない。ソチ五輪を前に世間の注目は高梨ひとりに集中したことから男子選手の間からも不満の声が漏れていたそうだ。

 高梨はW杯の遠征先で、他の選手から距離を置かれるようになり、次第に孤立するようになった。宿舎ではひとりで食事する姿が頻繁に目撃されている。

 日本中の期待もむなしく、ソチ五輪では4位と惨敗。高梨は試合後に涙を流したが、裏では孤独との闘いもあったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール