控え、ベテランが泣きを見るプロ野球「FA制度」の理不尽

公開日: 更新日:

 居郷球団社長が昨4日の仕事始めで「今オフは良い補強ができた」とご満悦だったのも、うなずける話だ。となれば、木村の入団テストは名目だけ、事実上合格が決まったようなものだ。

 昨今は他球団に根回しを行い、保険をかけた上でFA宣言をするのが主流とされている。事前交渉はタンパリング、明確なルール違反だが、そうでもしなければ控え選手は満足な移籍がかなわないのが現状。木村のように正道を貫いた選手がバカを見るという、いびつなシステムに成り下がっている。

 本来の意義は失われている現在のFA制度。早急に改革しない限り、第二、第三の木村が現れてもおかしくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状