貴乃花親方の攻勢凄まじく…相撲協会「理事候補選」全内幕

公開日: 更新日:

「(票が)そろわなかった」

 投票前日の28日、こう言って立候補を断念したのが九重親方(60=元横綱千代の富士)。前回の理事候補選では、ナンバー2の要職にありながら裏金顧問らの策略で落選。貴乃花一派に対しては恨み骨髄で今回は目の色を変えて票を漁っていたらしいが、それでも当選に必要な分は集まらなかったということだ。

「なにしろ九重親方は人望がない。それでもアチコチ走り回ってようやくかき集めた票が、あろうことか貴乃花一派に流れたから皮肉なもの。当確ラインギリギリとみられていた山響親方が、最多得票の10票で伊勢ケ浜親方や二所ノ関親方と肩を並べたのも九重親方が抱えていた票が流れたのが原因です。山響親方は自分の一門以外からの票を集めたということです」(別の親方)

 新たな理事候補者に決まった10人は、3月28日の評議員会の承認を得て理事に就任。同日に10人の新理事と3人の外部理事による互選で新理事長が決まる。現職の八角理事長に加え、裏金顧問が担ぐ貴乃花親方も理事長就任に意欲を燃やしているが、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも