貴乃花親方の攻勢凄まじく…相撲協会「理事候補選」全内幕

公開日: 更新日:

「同僚のひとりなんて、それこそ投票所に入ってからも、会場の隅っこで『そりゃ、いくらなんでもムリですよ』とか、『もう、勘弁してください』なんて携帯電話に向かって言ってた。投票の1分前まで、ゴソゴソやってたのもいたほどです。最後の最後まで票集めにしゃかりきになってる連中がいたのは間違いありません」

 こう言うのはある親方だ。

 相撲協会は29日、両国国技館で2年の任期満了に伴う理事候補選を行った。定員より1人多い11人が立候補し、99人の親方全員が投票。八角理事長や貴乃花親方ら10人が当選し、高島親方は落選。前出の親方はその舞台裏についてこう続ける。

「中でも今回の理事候補選で目立ったのは裏金顧問を含めた貴乃花親方一派の攻勢の凄まじさですよ。締め切りギリギリまでそれこそなりふり構わず、親方連中を口説きまくっていましたからね。オンナ絡みのスキャンダルなどの不祥事や弱みをネタに半ば脅されたような親方までいたといいます」

 親方たちの話を総合すると、「8人の理事は投票前からほぼ当確。残り2枠をめぐって伊勢ケ浜親方と高島親方と貴乃花一派の推す山響親方の争いとみられていたのですが、手段を選ばない貴乃花親方一派の最後の攻勢が効いた」という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?