“盟友”清原逮捕にペラペラ 桑田真澄の言葉に拭えぬ違和感

公開日: 更新日:

 そもそも2人は、85年のドラフトでその関係にヒビが入った。PL学園のエースだった桑田は早大進学を表明。ところがいざ巨人に単独1位指名されると手のひらを返して巨人入り。当時の王監督からサインをもらい、巨人からの指名を信じていた清原が涙を流した姿はよく知られている。このドラフトが清原の人生に最初に影を落としたとすれば、そのキッカケをつくったのが桑田だろう。

 吉川氏は「2人は友達でもなんでもなかった」との印象を持ったと言ったが、実際、清原は13年10月の日刊スポーツのコラムで、桑田への複雑な思いを吐露している。

「ドラフト当時は、桑田に対して思うところはあった。正直、憎かった時期もある」「桑田が早大を断って巨人に入ったために、PLの後輩は早大進学のルートを断たれた。(中略)これは動かせない事実だ」「PL野球部が衰退していく契機は、間違いなく、あのドラフトにあった。その決断に伴う責任はあるはずだ」「だから桑田の(早大大学院)進学が信じられなかった」「東大の野球部を指導している場合じゃない」「桑田はすぐ母校へ飛んでいき、名門復活の手助けをするべきだ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」