ドジャース前田に課題…滑る公認球と硬いマウンドに戸惑う

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 名門球団のキャンプで新人右腕の投球が注目を集めた。

 ドジャース前田健太(27)が21日(日本時間22日)、アリゾナ州グレンデールでのキャンプ2日目にブルペン入り。デーブ・ロバーツ新監督、リック・ハニーカット投手コーチの他、ファーハン・ザイディGM、アンドリュー・フリードマン球団社長らキャンプ地入りしているフロント陣が見守る中、主力のグランダル捕手を相手に39球。開幕ローテーション入りを目指すルーキー右腕はワインドアップとセットポジションから速球に加え、カーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップを披露し、首脳陣にアピールした。

 時折、制球を乱すシーンもあったが「いい状態で投げられている。日本(のキャンプ)でもショートバウンドすることはあったので」と気にしていない様子。この日は40球を予定していたが「通訳が球数のカウントを間違えた」と米メディアに対して冗談を交えて対応する余裕も見せた。

 もっとも、悠長に構えてはいられない。

 前田は1月の入団会見の際、日本人投手が適応に苦慮するメジャー公認球と硬いマウンドについて「(WBCなどで)経験しているので不安はない」としていたが、ここに来てトーンダウン。キャンプ初日を終えると、「マウンドもボールも違う。打者も詳しく分からない。これから勉強していかないと」と不安を隠さなかった。

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