ドジャース前田に課題…滑る公認球と硬いマウンドに戸惑う

公開日: 更新日:

 前田はメジャー移籍に備え、昨年オフに新球のカットボールを習得。投球の幅を広げるためだ。昨季終盤には、普段はほとんど投げなかったフォークと併せて試投した。日本のボールではまずまずの手応えを掴んでいたが、滑りやすいメジャー公認球では勝手が違うのだろう。カットボールは指のかかりがしっくりこないそうで、実戦で使うには程遠い状態だという。

 今後は投手コーチやグランダル捕手の意見も取り入れながら実戦で使える球種を見極めるそうだが、先行きは不透明だ。ドジャースは先発陣が豊富なだけに、ルーキー右腕はオープン戦で結果を問われる。1日でも早くメジャー公認球に適応して勝負球を手の内に入れない限り、オープン戦はぶっつけ本番になりかねない。肘に異常を抱えていることもあって公認球への対応が遅れれば故障につながる可能性もある。

 ドジャースは3月3日にオープン戦初戦を迎える。ルーキー右腕に残された時間は短い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  3. 3

    五月みどりと中村玉緒が共に施設に入居…“同い年の女優”それぞれの晩年

  4. 4

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  1. 6

    1000円の小遣いでも嬉しかったほど安月給でも、「カネはない」など口が裂けても言えなかった

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    森保監督が38歳の長友佑都を日本代表に招集し続けるワケ…7月の中国戦はラスト通告だった

  4. 9

    やす子に“賞味期限切れ説”…1年前「24時間マラソン」で意図せずスターになるもTV業界の評判ダダ下がり

  5. 10

    阪神の独走を許した「巨人の大罪」…1点差にめっぽう弱い要因を元コーチ2人が看破する