米で始動のマエケンを待つドジャース「キャンプ歓迎儀式」

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 ドジャース前田健太(27)がメジャー1年目のシーズンに向けて調整のピッチを上げてきた。

 すでにキャンプ地アリゾナ州グレンデールの球団施設で自主トレを開始した前田。16日(日本時間17日)にはブルペン入りし、正捕手としての起用が有力視されるヤスマニ・グランダル(27)を相手に30球を投げ込んだ。

 前日には「マイペースでやり過ぎるのは良くない。こちらではルーキーなので、アピールする部分はしないと」と先発ローテ入りに意欲を見せたが、新人右腕はクラブハウスでのアピールも必要になる。

 ドジャースはキャンプ中に新人選手がクラブハウスで隠し芸を披露するのが恒例行事。新人歓迎の儀式で、出し物の内容は選手に任され、歌やモノマネなどさまざまだ。

 過去にドジャースでプレーした日本人選手も儀式を行っており、06年の斎藤隆(現パドレス職員)はギターを手にビートルズの「ヘイ・ジュード」を熱唱。08年の黒田博樹(現広島)はエルビス・プレスリーの衣装を着て「ラブミー・テンダー」を披露した。当時、英語が話せなかった黒田は1週間前から通訳とマンツーマンで練習したほど。日本人選手が拙い英語で必死に歌う姿が好感を呼んだのだろう。斎藤、黒田とも儀式を終えると自然にチームに溶け込んでいったという。

 前田は渡米する際「コミュニケーションを取って、なじめるようにしたい」と話した。ナインと良好な関係を築くためにも、英語で歌の練習も必要か。

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