松山は完治しない可能性も…ゴルファーの股関節痛なぜ厄介

公開日: 更新日:

 2014年LPGAティーチャー・オブ・ザ・イヤー受賞者で、トレーナー資格を持つ戸軽明美プロがこう解説してくれた。

「スイングでの股関節の役割は、テークバックからトップにかけて右股関節に上体を乗せ、ダウンからインパクト、フォローにかけて左股関節の上に体重を移動させていきます。股関節を痛めるというのは左右のスイングバランスが悪い証拠です。股関節に無理をさせて、負担がかかっていることが十分に考えられます。そもそも股関節にも可動域に個人差があって、ゆっくりテークバックする松山クンは、トップをさらにグッと深くして無理をさせていたのかもしれない。股関節を痛めると、トップが浅くなったり、逆に無意識のうちに右腰を後ろに逃がすことになります。つまり、トップ位置が変わり、スイングに無理が生じ、インパクト前にパワーをロスしてしまう。それを体のどこかでカバーしようとなると、古傷を抱える左手首まで痛めることにもなりかねず、今は無理しないことが大事です」

■「完治は難しい」

 かつて、股関節の故障に苦しんだ女子プロがいた。国内通算58勝を挙げ、7度も賞金女王になった、永久シードの涂阿玉だ。92年のシーズン終盤から股関節に違和感が生じ、その後、右太もも付け根の痛みが悪化した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 3

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  4. 4

    内部で新たな不倫騒動発覚!日刊ゲンダイの問い合わせには「ゼロ解答」、お粗末フジ会見と酷似

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    度重なるトラブル…松山英樹の「マナーの悪さ」海外でも評判に

  2. 7

    日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心

  3. 8

    笹生優花、西郷真央、原英莉花らを輩出したジャンボ尾崎アカデミーは「ゴルフ教室」にあらず

  4. 9

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  5. 10

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動