名古屋欠場でも消えず マラソン福士「リオ切符」への懸念

公開日: 更新日:

 陸連の一連のコメントを聞けば、福士の代表内定は決まったも同然のようだが、ある陸上関係者はこう解説する。

「女子の代表枠は3つあり、1つは昨年の世界陸上7位の伊藤(舞)が内定。国内3レースで残り2枠を争う。福士と永山監督が懸念していたのは、名古屋で福士の記録を抜く選手が2人出ることだった。2位より優勝を優先するという規定はないからです。でも、この日の福士の決断を陸連が歓迎しているということは、仮に名古屋で福士の記録を上回る者がワン・ツー・フィニッシュしても、1位の者しか代表に選ばれないということです。ただし、実際のレースでは何が起こるかわかりません。陸連はそんなことは起こらないと思っているでしょうが、名古屋で複数の選手が2時間21分台前半や20分台を出したり、さらに奇跡的に2時間19分12秒という日本記録の更新でもされたら、代表選考会は紛糾するでしょう」

 アップダウンが少なく好時計が期待できる名古屋のコース。福士陣営は、時計とにらめっこしながら観戦することになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ