G内海が炎上6失点…由伸監督の信頼グラリでローテ落ち危機

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 監督の意向を受け、尾花投手コーチは昨秋から「内海の再生」を重要課題に挙げていた。同コーチの分析によると、不振の原因は、昨年の開幕前に左前腕部を痛めた影響で球に「キレ」がなくなっていたことで、それが戻れば「まだ2ケタ勝てる」と自信を見せていた。

「下半身を鍛えて上半身にパワーを伝える。それが指先にかかるよう、メカニックを見直す」と話し、秋のキャンプに5年ぶりに内海を呼んだものの、今度は左肩痛で投球練習ができなかった。このオフはキレを取り戻すためのトレーニングを積んできたが、阪神打線にボコボコにされたことで、追い求めていたものが戻っていないことが証明された。

 残るローテ争いは若手の田口や今村らがしのぎを削る。勝手にコケたベテランに、由伸監督はそれでもチャンスを与え続けるのか。監督としての最初の大きな仕事は、内海へのローテ落ち通告になるかもしれない。

 昨季13勝でチーム勝ち頭だったマイコラスは右肩痛で開幕絶望。期待していた元エースの復活も遠のいた。先発陣でアテになるのは菅野ただ一人の状況では、昨季リーグトップの防御率を誇った投手陣も苦しい船出となりそうだ。

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