ようやくブルペン入り…G内海“特別扱い”のタイムリミット

公開日: 更新日:

 やっと投げた。

 巨人内海哲也(33)が25日、ジャイアンツ球場で初めてブルペンに入り、捕手を立たせて14球。「肩の痛みはなかった。キャッチボールの延長線上だけど、宮崎に行く前に1回投げておきたかった」と話した。

 昨年は開幕前の3月に左前腕部炎症のため離脱。これが尾を引き、わずか5試合の登板で2勝1敗、防御率5.01に終わった。

 昨秋に高橋由伸監督(40)が就任。期待する選手に「内海」と名前を挙げられた。その後、秋のキャンプに参加したものの、今度は左肩を痛めた影響でノースロー。じれったいオフを過ごしていた。

 今季からチームの選手会副会長に菅野が就任することが決定。エースの称号はとっくに譲っていたが、名実ともに投手陣のリーダーの座も失った。が、どんどん影が薄くなる元エ-スにも味方がいる。今季から一軍担当の尾花高夫投手コーチ(57)が、復活を重要課題に挙げているのである。

「尾花コーチが以前、巨人の一軍投手コーチに就任した06年、前年わずか4勝で3年目を迎えた内海を抜擢したのが始まり。その年は球宴に出場するなど12勝13敗で、翌07年は開幕投手を任せて14勝7敗。その後2度の最多勝を獲得するエースに成長させた10年前からの師弟コンビです。内海にとっては恩師の一人だが、尾花コーチにも思い入れが強くあり、一軍担当が決まるや、真っ先に内海の再生を掲げ、『まだ10勝以上できる』と涼しい顔で口にしたほどです」(球団関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは