今季も開幕から全開 日ハム栗山采配にさらなる変化の兆し

公開日: 更新日:

 育成と勝利。若手を起用しながら、なおかつ勝利を追求するという難題に挑んでいるのが日本ハムだ。

 栗山監督は就任1年目の2012年、ダルが抜けた穴を若手のやりくりで埋めてチームをリーグ優勝に導いた。親会社やフロントの期待に応えた選手起用や采配はしかし、昨年あたりから徐々に変化し始めたという。

「これまで実績のない若手の起用に積極的だった栗山監督が、スタッフミーティングでも、自分が目指すのはとにかく勝つことの一点張り。それはそれで正しいのですが、使う選手は限られ、ただでさえ早い継投はますます早くなったと聞いています。5年目の今年は契約最終年。監督としての地位に恋々とするタイプではありませんけど、今年こその気持ちは例年以上に強い。そもそも捨て試合をつくるのはお客さんに失礼、143試合すべて勝ちにいくという考え方の人だけに開幕からフルスロットルでいくはずです」(日本ハムOB)

 昨シーズンは序盤からハイペースで飛ばし、首位ソフトバンクと3・5ゲーム差で前半戦を折り返し。しかし、開幕直後から飛ばしたツケが出て、後半戦に息切れ。特にリリーフ陣はガタガタになって、チームは急激な下降線をたどった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗