犠打きっちり好機演出 前田は打撃アピールでキャンプ締め

公開日: 更新日:

 ルーキー右腕が打席でも非凡さを見せつけた。

 ドジャース前田健太(27)が27日(日本時間28日)のレッズ戦に登板。5回3分の1を4安打3失点(自責2)だった。

 キャンプ地アリゾナ州での最後のマウンドは三回、味方の拙守から失点した。六回は1死から3番ボットー、4番デュバルに連打を浴びて降板。後続が打たれて前田に失点がついたものの、まずまずの内容でキャンプを締めくくった。

 この日はレギュラーシーズンを見据えて初めて打席に立ち、持ち前の打撃センスを披露した。1点の先制を許した直後の三回。1死一塁で打席に立つと、相手の先発でベテラン右腕サイモンから捕手の前に転がす送りバントをキッチリ決めて好機を演出。続くクロフォードが中前適時打を放ち、同点劇をお膳立てした。

 前田はキャンプ中の打撃練習では何度となく柵越えを放つなど、本職の投球に加えて打撃でもアピール。投手も打席に立つナ・リーグでは試合中盤の好機で代打を送られ勝利投手の権利を失うのは珍しくない。首脳陣から打撃を高く評価されている前田は好機での交代は少なそうだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢