犠打きっちり好機演出 前田は打撃アピールでキャンプ締め

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 ルーキー右腕が打席でも非凡さを見せつけた。

 ドジャース前田健太(27)が27日(日本時間28日)のレッズ戦に登板。5回3分の1を4安打3失点(自責2)だった。

 キャンプ地アリゾナ州での最後のマウンドは三回、味方の拙守から失点した。六回は1死から3番ボットー、4番デュバルに連打を浴びて降板。後続が打たれて前田に失点がついたものの、まずまずの内容でキャンプを締めくくった。

 この日はレギュラーシーズンを見据えて初めて打席に立ち、持ち前の打撃センスを披露した。1点の先制を許した直後の三回。1死一塁で打席に立つと、相手の先発でベテラン右腕サイモンから捕手の前に転がす送りバントをキッチリ決めて好機を演出。続くクロフォードが中前適時打を放ち、同点劇をお膳立てした。

 前田はキャンプ中の打撃練習では何度となく柵越えを放つなど、本職の投球に加えて打撃でもアピール。投手も打席に立つナ・リーグでは試合中盤の好機で代打を送られ勝利投手の権利を失うのは珍しくない。首脳陣から打撃を高く評価されている前田は好機での交代は少なそうだが……。

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