6回2失点も5試合勝てず 虎打線頼みの藤浪に“エースの壁”

公開日: 更新日:

 またも勝てなかった。

 阪神藤浪晋太郎(22)が19日の中日戦に先発。6回2失点で勝ち負けはつかず、これで5試合続けて勝ち星から遠ざかっている。

 初回に2点を献上した。大島、平田に四球を与え、ビシエドに適時打を浴びると、なおも2死二、三塁から速球がスッポ抜ける暴投で生還を許した。出はなをくじかれた格好だ。試合は原口の安打でサヨナラ勝ちしたが、金本監督は「制球が悪いなりにどうにかこうにか抑えたが、スンナリと八回、九回といってほしかった」と苦言を呈した。

 評論家の福間納氏は、「悪いなりに2失点に抑えたとはいえ、タイガースのエースとしての期待を込めて言えば物足りない」と、こう言う。

「技術面では、上体に頼った投げ方になっていることが制球難の要因。それ以上に気になったのがマウンドでの動作。序盤は投球のリズムが悪かったが、腕の振りの軌道を確認しているのか、何度も腕を振るしぐさを見せた。『調子が悪いけど、修正しましたよ』とアピールしているようにも見えました。投球の間も悪くなるし、守っている野手も『試合前にしっかり準備しておけ』とシラけてしまう。堂々としたマウンドさばきを心がけてほしい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束